导演:余 華
カンヌ映画祭で鮮烈な印象を残した張芸謀の『活きる』。 その原作者である中国文壇の気鋭、余華が十年ぶりに発表した長編小説『兄弟』は、中国に大議論を巻き起こした。軽薄! ソープドラマ! ゴミ小説! 文学界の猛批判をヨソに爆発的なヒットとなった本書は、文化大革命から世界2位の経済大国という、極端から極端の現代中国四十年の悲喜劇を余すことなく描ききった、まさに大・傑・作。 これを読まずして、中国人民(と文学)を語るなかれ! 1980年代、開放経済がはじまると、中国は破竹の勢いで成長しだした。 街の問題児だった弟・李光頭は、廃品回収業で商機をつかんで大富豪にまでのし上がる。 しかし実直だった兄・宋鋼は、国営企業の職を失い、街々を転々とする行商の身となった。 李光頭の強い願望が開かせた、処女膜美人コンテストとは。 売れぬ豊胸クリームの在庫を抱えた宋鋼がとった決断...(展开全部)